現代の民話、フォークロアーな話を集める好事家、花田光のHPへやうこそ!わらくしは花田光という地味なお爺さんです。単刀直入に私が音声公開するものを聴いて下さい。
◆◆↑↑この作品は、重松清先生作品『ホラ吹きおじさん』(新潮文庫「ロングロングアゴー」より)の朗読と共に演った花田のオリジナル作品で、我ながら傑作です。フォークロアな事象に甘っちょろい解釈を混ぜて混乱させない確固たる意志の元書きました。62分と長いですが本気で云たいいことを云ったらこうなる証です。↑↑◆◆2019/05/05現在においては、ですが、その後結実した『ぬっぺっぽうな話』に次いで傑作だす。必聴!\(◎o◎)/以下の解説読んで後だうぞっ
【解説】★★★鈴木清純監督の追悼にWOWOWにて2017年3月と4月に『けんかえれじい』が放映されました(デジタル・リマスター版のクリアーさ絶賛!!)が、この『破顔一笑、北見くんっ。』の物語中、▲▲▲花田とギタリスト下梶谷が、鈴木清純畢生の奇作『けんかえれじい』を、実に見事に紹介しているシーン有り!▲▲▲(上演当時まだ御存命でした)是非ご覧下されい!美しき先人に黙祷・・。若者よ!人生を変える映画のひとつだ。だが君に意志があればの話。美しいもの、とんでもないものの方に、変える力は実は無いと私は思う。変えるのは意志だ。『あくまで個人の強烈な感動だ』。だがいま、あの映画を知る若者が勘違いすることを恐れる翁、花田が、実はいるのです。祈る。
★音声公開 第1話『出演依頼』
↑↑↑『大スターは何故彼に役を与えたのか?』たまたま雷が鳴る日に、一発録りでアップしました。
★音声公開 第2話『あの世の宴に招待』
↑↑↑↑↑『父の吉報を先祖から一足先に知らされ,たじろぐ男の話』(←このエピソードの興味深い点は霊夢を見た当人が、その知らせに、そんなに有難がるんかい?と半ばあきれている点ですかね(^_-)妙にリアルです)
マイク吹いたりしてますが、命はテイクワンにしか宿らないのでOK!ちなみに15分オーバーしてしまったため、はみ出たオシリをバッサリかっとしやした。
◆追記:この話に出て来るロレックス、私の田舎のほんっと少ない友人のひとり、加藤は、最近路上に投げつけ、完璧に破壊したと聞きました。実はかなり根深い、不気味な話なんですよ。誤解なさっている方々?私は決して甘っちょろくはありません。
フォークロアーな話は実は怖いんでつ、ある意味ね?きっと続きはまだあると予感。
★音声公開 第3話『話すことが供養かなぁ』
↑↑↑↑↑↑↑敬愛する俳優の先輩に聴きました。アンソロジーです『虫の知らせ・見送る鯉たち・自らの死を伝えに来るひとたち・飼い猫に促される』
補足★★★高林さん(仮名)から、上記の話を録音させていただいた日、(2013年8月上旬)某新聞記事を持参して下さり小生ありがたく頂戴いたしました。ある文芸評論家の記事でしたが、その人が東日本大震災にまつわる話を集めているというもので、☆仙台市在住の須藤文音さんの不思議体験『白い花の話』☆が載っていました。
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そして2013年8月23日夜にオンエアされたNHK総合TVの
★『NHKスペシャル シリーズ東日本大震災 亡き人との”再会”~被災地 三度目の夏に~』★
を録画で観ました。
新聞記事では伝わらないリアリティが須藤文音さんご本人の語りとともに伝わってきて『白い花の奇談』他、故人と会ったエピソード、素晴らしかったです。不肖花田、確信いたしました。私はやはりこれをマメに集めてゆこうと。
その昔、こういった話を集めたいと、ある俳優さんに飲みの席で熱く語ったことがあります。その人とその恋人らしき人は口を揃えて、「くだらない! 」と、一笑に付されました。おまけに彼らは、『そんなあたりまえのこと』、と付け加えた。私は疑問に思いました。彼らの一人は死線を超えたと自慢気に語り、それがすごいことだと思われていたようです。たぶんあの時、私は、どんなに馬鹿にされようが、これを集めねばと 思った気がします。
同じものを見ようが、同じ体験をしようが、その人の感じ方ひとつで、不毛にもなれば宝にもなる、と思う。★本人にとってディープインパクトでないということは、どうでもいいということなのですから、彼らには死者からのメッセージも予知も虫の知らせも、大したことではないらしい。むしろ「錯覚だよ」とか「信じねえよ」と嗤われた方が私には、気にならなかったかもしれません。
その後 私のどこかに 『澱』のように ずううと彼らの侮蔑が残っているのです。そんなにくだらないことに自分は未だ関心を持っている幼児的なアホなのかと。
・・・・そしてこの分野につきものなのが、
いわゆる宗教的体験というやつです。ここまで行くとかなり面倒なことになる。難しい。結論は出ないだらう。だからこそミンナ深入りしないのかもしれぬし。
しかし、NHKのその番組は、なんだかとっても襟を正している気がした。小馬鹿にする卑しい態度が微塵も感じられなかった。
宮本信子さんのナレーションを聴きながら、何かを改めて感じたのです。
それから NHKの制作の方が、文芸評論家の某氏の名を掲げてないところに、共感しました。
体験者の方の、その体験自体への、現れた死者の方々への、畏敬の念?畏怖の念、のようなものを感じた。そして報道する側としての、公正たらんとする意志を強く感じ、ものすごく感動いたしました。
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★音声公開 第4弾『ゆういち電力』↓↓↓
↑↑↑★解説★
ある年の早春です。わたくしどもの店、『ビリケンカフェ』の、ビリケンさんの看板を ご主人とお二人で作って下さったのが、美智代さんです。
わたくしのカミさんの友人なのですが
「店の契約更新手続きをしたんだよ」 と云うカミさんに、
じゃあ更新記念に、ビリケンさんの看板、アタシたち夫婦につくらせてよ
と美智代さん。
日曜大工の得意なご主人と二人で 実に立派な看板をこしらえてくださったのです。大きなカレンダーの紙面の裏側に、美智代さんが描いたビリケンさんの絵に沿って、ご主人が電動ノコギリで板を切って下さったとのこと。ものの一週間も経つか経たずのうちに完成の連絡。
横浜のお宅に取りに伺った私たち夫婦、この看板を見て、感激してしまいました。家に持ち帰り、私はニスを何重にも重ね塗りし、足の部分を補強します。誰かに誘拐されないようにと、店のカウンターの支柱に紐で繋ぎました。風で飛ばされないように、底に鉄板も貼り付けます。
ある年カミさんがぎっくり腰をやってからは 鉄板は重いというので
取り外しました。が、このビリケンさん、今も現役で、活躍してくれています。ときどきニスも塗り替えます。
このビリケンさんの看板を作って下さってから5か月後、ゆういちさんは57歳の若さで、惜しまれつつ、帰らぬ人となりました。
そのお通夜にはものすごく大勢の人々が訪れ、私たち夫婦とても驚いたものです。おそらく私以外の人々も感じられたことと思うのです が・・・・、
驚いたのは、たぶん 参列者の 数 ではなかったんです、私が感じたのは 質 と申しますか 集まられた人々、ひとり一人が なにか『かけがえのない大切な思いを ゆういちさんという人物に 抱いていて』、
そういうものであふれて なにかコンコンと湧き流れているような
あつまった人々の あふれるその思いが、なんだか『清涼』で、
ゆういちさんという人への皆さんの 静かな感謝の気持ちや
ゆういちさんという人が生前皆さんにに伝えてこられた
醸してらした何事かが
充分に伺い知れる、実に不思議な
暖かいもの 優しいもの それぞれが何かを持ち寄り
感謝を神様に捧げているかのような
少し不謹慎な云い方かもしれませんが、
賑やかな、素敵な 人を見送る お祭り のような
妙な感慨を覚えたものです。
素晴らしい人物の葬式ってえのは
たとえば こういうものなのだなあ と
納得するわたしがいました。。
そういったことが 他人の私にもひしひしと伝わってきた不思議なお通夜でした。
若くして他界されたゆういちさん・・ですが、
これからわたくしが読みますメールには
残された美智代さんをはじめ、ご家族のみなさんに、
ゆういちさんがその死後も、幾度となく語りかけ、
ジョークすら交えながら通信を試みているのかと思われるような
エピソードたちが、
きわめて簡潔な文章で綴られています。、
わたしはとても感動しました。
こうした感受性を持つ 人間の 私も ひとりなんですが、
この文章のシンプルさ、率直さから伝わるリアリティが新鮮で、
わたしの集める現代民話のひな形とも云うべき、素晴らしい文章です。
この中で美智代さんは
こう書かれています。
『誰かに云うと笑われそうで、子供たちにも話していない』
そういう体験を綴って下さり わたくし花田 感謝の気持ちでいっぱいです。
自分は、このメールの文を目にした瞬間、これを元に己が作文しようなどというおこがましい気持ちは、一切消え失せました。
分かりやすくする箇所以外はほぼ
原文のまま お伝えいたします。・・・・・(聴いて下さいm(__)m)
わたくし花田、こうした話をする前に 実は
歌を歌う癖があります。
美智代さんのご好意でお招きにあたった
ある場所でのビリケン夜話出張公演の際、
大貫妙子さんの『愛しいあなたへ』という曲を
オープニングで、CDのカラオケを使い
ご主人への追悼の意を込めて 歌ったのでした。
ラジオ深夜便の歌でした。大貫さん、お許しください。
その時のビリケン夜話は、
「重松清・作~あの歌がきこえる~新潮社文庫」より
『オクラホマ・ミキサー』と
この『ゆういち電力』を演りました。
重松先生の作品には毎回必ず使用料をお支払いしています。
わたくしは基本形、真に尊敬する作家さんの小説しか決して朗読いたしませんし、
音に出来る作品の少なさを知っています。
貴重なそうした作品群の中の
作家が厳選した かけがえのない血の滲むような言葉たちを、
一字一句違えることなく(間違いはするかもしれませんが)
発することをモットーとする者の一人です。
重松先生の 言文一致の
秀逸な表現には 毎回驚かされます。
☆音声公開 第5弾 墓の木を切り刻む夢(Live)
↑↑↑往年の変態邦画、増村保造の映画『音楽』の林光の鋏チョキチョキのいやらしい曲でオープニンング。(冷蔵庫から水差しを出し、冷タンに水を入れ,蝋燭にマッチで火を灯し、語り開始。音では所詮不明) ロマン・ポランスキーの『マクベス』のSEと、増村保造の映画の音楽のリフレインで綴る・・・・。 若い女性が見た、シャキシャキジャキジャキと ひたすら墓の木を切り刻む夢。それにインスパイアされ思い出した、ある男の悪夢(実話)の物語り。誰に何と云われようとも自信作です。
≪おおおおおおお!!!忘れないうちに追記しときます。2016年5月22日≫
◆◆◆この録音がですね?あの録音環境の中で残せた奇跡について語っておきたいあたしをゆるいてえ♪
こうして残すこと(写真を含め)に基本形興味のあまりない私が、聴きとれる範囲ギリギリで記録できたのは様々な偶然の賜物なんすよ。まず、
①文藝春秋社さんからの、録音して送れとのゴタッシに答えねばならなかったという奇跡。
②実はもっと音が聴き取りにくかったはずの録音機材(MP3レコーダー)が、何日目かの公演の最中落下したんですよ。
しかもあと数センチのカウンター上の空中に美事に静止。
ずうずうしい私は何事もなかったように語りを続けました。
それ故、録音機の設置場所を替えざるを得ず、カウンター上の黒板内に設置し直し録音できたのです。
③もうひとつ、実は不思議なことがあったんですよ、そのカウンター正面、録音機が宙に静止した位置は、
『墓の木を切り刻む夢』、の話しを提供して下さった人、
同時に重松先生作品中の大阪弁を録音した音声を、メールで何通にも分けて送って下さった人、
代田麻友さんと、
小生花田の間だったんです。
しかも、今だから公開しますが、彼女、その朗読が始まってから、何度か背中を誰かに触られたのでした。実際有り得ないことです。実演中に。距離的に不自然すぎます。
しかし二回、手で触られたそうです。で、それが別の人物だと感じたともおっしゃられていました。
(彼女はあとでメールで詳しく教えてくれました。その場で云うのはあまりにも出来すぎで、嘘を云っている的に思われるのもしゃくで黙っていたとか。彼女の感覚としては、父方と母方双方の祖母だった気がしますと、仰っておられました。リアルだしょお?でねっワラクシ何を云いたいかというとお、まずは)
代田麻友さんのご先祖さまがイヤガッテはおられない、という感覚を私も彼女も感じたことと、・・・落ちてくるから準備しときな、と予告をしていたことから、ああいいんだ話しても!と感じたことと、『そんな場所じゃあ綺麗に音録れないよ?』と、教えてくれた感が、強くしたんです。録音の音を後でチェックしたときにです。(実際公演中録れてるかどうかなんか確認している余裕ないですきに)落下してきた最初の設置場所は、文春さんに送ればいいんでしょ的な気持ちしかなかったので、カウンター中央の、もろ空調のおとガンガンで、しかもスピーカーの中間で効果音などが出たら聴けたものではなかったんです。
あれが落ちなければこの録音は無いのです。
でえっ、ずううううっと気になっていたんです。
こうして録れたってことは、残せっつうことだろお、と。で、PC音痴の花田 PCデポさんに何度も電話でお願いして、ユーチューブアップにこぎつけたんすよ。最後まで聴く人なんて数えるほどでしょうけどね?
♪ど~してかど~してもアップしたかったんだあ♪
はなだモニカが欲しかったんだよお・・・♪ ・・・・・・・・・・・・・花沢症位置的こころ 拝っ