ピーター・オトゥールさま、その昔 名古屋の映画館での何度目かのリバイバル上映を観て、あなたを知りました。
僕はあなたのことを高2くらいになって伊丹十三のエッセイの中でしか知りませんでした。
高1の時、英語科として新設された、中津高校1年A組のイギリス人の先生、トーマス・オトゥール先生が、ピーター・オトゥールのオトゥールですと自己紹介しても、当時映画館が全滅していた中津川市に住む田舎者の生徒たちの誰ひとり、かの名優(迷優)の名を知らず、オトゥーる-ル先生当惑してたっけ。
あなたは、変態系のフィルムスターの魁であり、玄人の俳優の誰一人としてあなたを尊敬しない者はいなかった。
怒れるひと、愛のひと、酒飲みのひと、僕がこの世でもっとも好きだった俳優、あなた に 黙祷。
雪洲先生と同じ そちら側へ行かれたのですね。
マイナーなあの『スタントマン』の映画監督役、(シュトロハイムや、数々の変態監督の化身)イーライ監督、吹き替えは金内吉男だった。あなたの吹き替えはあのひとが完璧で、素晴らしかった。あなたはさまざまなことを教えてくれた。あなたの一挙手一投足を、若い日僕は真似た。あなたは僕だと思っていた。そうして何年過ごしたでしょう!僕の神様が天国に行っちゃった。
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木村ぱた (火曜日, 24 12月 2013 03:23)
ピーター・オトゥールの出演作品といえば
『アラビアのロレンス』(私が生まれた年の作品)や
最近の人には『ラスト・エンペラー』あたりが印象深い
のでしょうか。
私は『チップス先生さようなら』が大好きでした。
喜怒哀楽を余り出さずに、それでも一人の教育者として
の強い意志を持った芯のある”男”の生涯を淡々としか
も魅力的に演じていましたね。
あの緑がかったブルーの瞳が忘れられないです。
瞳で演技ができる数少ない名優の一人。皮肉屋も変人も
心優しき人物も静かな仕草から大きな芝居もあの瞳で
真っ直ぐにフレームからこちら側に力強く訴えかけてく
る。
WOWOWや映画専門チャンネルで特集を組んでくれること
を願っています。
見逃している作品も沢山あるので…。。。
今夜は彼の夢が見られるといいな…。
hanada hikaru (水曜日, 25 12月 2013 01:26)
ピーター・オトゥ-ルと、なんたらいう向こうの新劇役者(言葉は適格にあらず)あ、思い出した、リチャード・バートンの映画版『ベケット』の映像は無いのかあ?!
円の舞台で一度観たきりのあのドラマ内の、オトゥ-ル演じるなんたら王の食事するスチール写真。『何やらただごとでは明らかにない』その彼の食べっぷりの写真を観て、いつか観れるものと信じてきたが、無理かもしれぬ。ホモっぽい彼らの愛憎劇が観たかったあ。
ポランスキーのマクベスも、なんでDVDにならない?
単に版権のつまらん問題?誰も覚えてないだけ?おやすみなさいんこお(-_-)zzz